「百ます計算って本当に効果があるの?どうやるの?」
こういった疑問ってありますよね。
結論として、わが子の経験から百ます計算はとてもオススメできる教材です。
ミタマロ
百ます計算とは?
百ます計算は、10×10のマス目を作り、左横の数字と縦の数字を足す(掛ける、引く、割るもあります)という計算メソッドです。
毎回タイムをはかって計算力アップをはかります。
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百ます計算といえば陰山英男さんが有名ですね。
しかしながら実は元々、岸本裕史さん(教師)によって生み出され、弟子の陰山英男氏によって広められた計算方法です。
陰山英男さんは百ます計算だけではなく、生活習慣をきっちりと整えることや基本的な「読み・書き・計算」がしっかりできるようになることを提案しています。
これらが「陰山メソッド」と呼ばれています。
陰山メソッドの特徴はざっくりと言うとこんな感じです。
・朝食を必ずとらせること。(米飯が望ましい)
・テレビはできるだけ見せない。
・遅くとも22時には寝かせる。
・勉強には集中力が必要。
・勉強は効率よく短時間で。
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百ます計算の効果は?
百ます計算を続ける効果はいくつかあります。
・計算力がつく。
・集中力と根気がつく。
・タイムが速くなっていくので達成感がある。
わたしが実感しただけでもこのような効果がありました。
1ヶ月前の自分、1週間前の自分より少しでも速くできれば達成感があります。
お友達との競争は辛い子もいます。
だけど自分との競争はそれほど辛くありません。
百ます計算の入手方法は?
百ます計算はこんな感じで簡単に手に入ります。
・陰山メソッド徹底反復「百ます計算」を購入する。
・無料ドリルちびむす
・手作りする。
有料ドリル
有料のドリルは500円から600円くらいで購入ができます。
自分で印刷しなくて済むのがいいですね。
ドリルを最初のページから最後までするという達成感を得られるのも大きなメリットです。
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無料ドリル
無料のドリルはパソコンからでもスマホからでも印刷ができます。
Wi-Fiでプリンターとつないでおけば無線で簡単に印刷することができます。
もし、ご自宅にプリンターが無ければコンビニで印刷が可能です。
例えばセブンイレブンならスマホの「かんたんネットプリント」というアプリを使えば白黒印刷で40円でセブンイレブンのコピー機で印刷ができます。
40円で印刷し、1枚10円でコピーができます。
まずはお試しでしてみたいという人にオススメです。
おうちにプリンターがない場合には結果的にはドリルを購入した方がお安くなる可能性もありますね。
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手作りドリル
全て手で書いてもいいですし、エクセルで作ってもいいですね。
カスタマイズしたい場合にはオススメです。
ちびむす等の無料教材を参考にすると上手く作れると思います。
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計算に時間がかかりすぎる場合
足し算や引き算、九九、割り算を覚えたばかりの時にいきなり百ます計算をするのはオススメしません。
なぜなら、横と縦が交差したマスを探すのも最初はちょっと疲れます。
さらに計算もうる覚えだったり、指を使っているようでは計算が嫌いになってしまいかねません。
百ます計算を始める前にわが子に実践してみて良かった方法が「苦手な計算を壁に貼る」ことです。
たとえば、4+5= 3+2などの繰り上がりがないものでも瞬時に答えられなければ式だけを書きます。
もし繰り上がりがないものが言えるようになれば、答えが20以下までの繰り上がりのある計算を書きます。
7+5= 2+9=
9+3= 4+8=
6+8= 8+9=
5+7= 7+9=
全パターンを書いてもA4の用紙に収まると思います。
計算カードは学校の宿題の範囲では取り組ませるべきですが、1回1回めくるのが不器用な子には苦痛です。
壁に貼って、指でさしてあげる方がこどものストレスは小さいです。
最初は指でさしてあげて答えさせます。
そのうち完璧になっていくと、「8+7=」と口頭で出してあげます。
口頭でもさっと出てくるようになってから百ます計算を始めるとスムーズだと思います。
個人差がありますが、最終的な目標は2分くらいが目安になります。
不器用で書くのが遅い子はその子なりに早くなればいいと思います。
早いタイムを出すというより、考えなくても答えが出せ、全問正解できるようになればゴールだと思います。
さいごに:
百ます計算の良さはわかっていただけたでしょうか?
計算力に効果を発揮する事は間違いありません。
毎日自宅で1枚ずつ実践していく事で学校では「計算の速い子」になることでしょう。
ただし、百ます計算は、あくまで計算力をアップするツールです。
これをやれば中学受験に成功するというようなものではありません。
成功への過程の1つでしかありません。
でも、計算が遅いと学校でも公文でも塾に行っても不利であることは間いありません。
・学校で計算が遅いのが恥ずかしい。(勉強が嫌いになる)
・公文で教材がなかなか進まない。(コスパが悪い)
・塾の宿題をするスピードが遅くて睡眠時間を削る事になる。
このように、計算力がないと苦労します。
計算が苦手子にも速い子もオススメできるメソッドだと思います。
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