最近、公文と塾ってどっちがおすすめ?と聞かれることが多くなったミタマロです。
息子と娘がそれぞれどちらも経験していますので、どのように違うのか、向き不向きなども交えて説明します。
公文と塾の違いは?
公文について
公文は、創始者の公文公(とおる)さんが、息子さんに向けて独特の学習方法を習得させたことがきっかけによって創設されました。
その教材を元に改良されて今の形になっています。
現在では基本的に3教科(算(数)・国・英)です。
小学生で1教科あたり7,150円(東京・神奈川県の教室は7,700円)
冷暖房費を毎月数百円、徴収する教室としない教室があります。
プリント代も込みの金額ですが、英語だけは最初にEペンシルというタッチすると英語が流れてくれる便利なペンを購入しなければなりません。
公文についての詳しい記事はこちら
公文と学研を比較!どっちがおすすめ?【2020年版】子どもの習熟度によって教材を進めていけるので、未就園児でも高校の教材が解くことができたり、逆に高学年だけど2年生の教材をする子もいます。
同じ教室でバラバラのプリントをするので、基本的には1人で進められる教材になっています。
プリントが10枚セットになっていて例えば1枚目には説明が書かれていて、順番に解いていくと少しずつ解けるようになるような工夫がされています。
どうしても分からない子には説明をしてもらえますが先生は採点で忙しく、説明してもらえずに帰ってくることもありました。
教室の先生の方針や子どもの能力によって宿題枚数や繰り返しの回数は違います。
特に計算問題は、何回も同じことの繰り返しをする事はとても大切なことですが、子どもにとっては辛いことだと理解してあげないと母親が子どもを追い詰めてしまうかもしれません。
女性
公文の教材は、ゴールは高校教材を解くことです。
ゴールの高校教材を解くためには中学教材を、中学教材を解くためには小学教材を習得していなければなりません。
また、学校で習う範囲でも例えば時計や文章問題等の高校教材までの道筋に必要がないものは排除されています。
ここが賛否両論分かれるところですが、わたしはこのシステムには賛成です。
理由は、時計や文章題は学校で習うからです。
女性
ミタマロ
先生によっては熱心に計算問題を出してくれる方もいますが、最低限しか出してくれない先生が多いと思います。
公文では繰り返し繰り返し計算問題をしつこく解いていきます。
そうすると3桁の約分や複雑な分数をほぼ考えずに、呼吸をするように解けるようになってきます。
そうなると難しい複雑な因数分解や方程式を解くときには問題に集中ができます。
計算に時間がかかないので考える時間がたっぷりととれる。
ミタマロ
国語は漢字、語句、文章題がセットになっていてます。
自分に興味のある分野、興味のない分野の文章を読んでいく必要があるので国語もとっておくと文章を読むスピードや理解度が上がっていきます。
英語も単語、リスニング、ライティング等が網羅されますが、特にリスニングに効果があったように思いました。
公文の英語はペンからの音声を聞くので、生の英語ではありませんが実際の英検のリスニングには強くなります。
ミタマロ
・公文は1教科分の月謝×教科数(教材費込、入会金はなし)
・公文は1人でプリントを解いていくので基本的には先生は教えてくれない。(先生による)
・公文は週2回で1回1教科につき30分くらい。
・1日の宿題は1教科1枚ずつの子から30枚の子どももいる。
塾について
塾は集団塾と個別指導(1人~3人)にわかれ、授業をしていきます。
塾のカリキュラムにそって授業を進めていきます。
塾によっては簡単な解き方やコツを教えてくれます。
集団だと学校と同じでつまずいた生徒は分からないままになってしまう恐れがあるので、最近では個別指導が人気がありますね。
集団の場合は競争意識が働くのと、恥をかきたくないので集中して話を聞くというメリットがあると思います。
教科ですが、小学生だと基本的には算数・国語がセットになっている塾が多いと思います。
塾によっては算数・理科のセットで国語が無い。
または、算数・国語・理科の3教科がセットという塾もあります。
中学受験の塾だと関西では算数・国語・理科のセットになっていることが多いと思います。
塾の場合は、基本の授業料に教材費+テスト代が数カ月に1度かかってきます。
さらに、季節講習やその他の講習もあります。
その都度費用がかかりますので月々で割ると結構費用がかさんできます。
公文の場合は小学生は一律同じ金額ですが、塾の場合は学年が上がると時間と金額はアップしていきます。
時間が同じでも金額が上がる塾もありますね。
季節講習の金額は塾によって、様々です。個人塾だと5,000円ほどアップするだけの塾もあれば、中学受験の専門塾だと月々の会費にプラスで5万~30万円と高額の塾が多いです。
もちろん夏期講習は日数が多い分高く、6年生の受験前の直前の冬期講習も拘束時間が長いので日数のわりに高額だったりします。
お金の面だけではなく、子どもにも負担がかかりすぎるからと強い意志をもって季節講習を受講しないご家庭もちらほらありますが、大抵の人は押し切られてしまいます。
ミタマロ
関西だと、浜学園や日能研に通わせる場合は6年生では年間100万円は超えます。
女性
中学受験をしない場合に、大手の進学塾に通わせる場合は20万~50万円ほどですみます。
塾によっても違いますし、教科によっても違います。
ミタマロ
・塾は、授業料+教材費+テスト代+その他の講習費用がかかる。
・集団塾と個別塾を選べる。
・塾はカリキュラムにそって一斉に授業が進んでいく。
・塾独自の解き方がある。
公文と塾はどちらがおススメ?
公文と学研の記事でも書いたのですが、子どもによって向き不向きがありますが、基本的に小さいうちから始めるなら公文。
高学年になると塾がおススメです。
公文は基礎固めができるので、低学年のうちに読み・書き・計算がしっかりとできるようにする。
そして高学年になっても学校の勉強に困らないようであればそのまま公文で先へ先へと進んでいくのが理想的だと思います。
4年生くらいになると、少し考えないと分からない問題が出てきます。
学校の先生は5年生の勉強が1番難しいとも言われています。
分からなくなってから公文に入れてもなかなか急に成績アップさせることは難しいと思います。
恐らくすぐには4年生や5年生のプリントをさせてくれませんし、そもそも文章問題がありませんから。
高学年まで学校の勉強以外をしていなかったなら、塾に行って丁寧に解き方を教わる事で勉強がよくわかるようになると思います。
もちろん塾でも計算や漢字の基礎の宿題がありますので基礎的な部分でも安心だと思います。
女性
公文と塾の併用の必要性は?
基本的には必要ないと思います。
ただし、教科間で成績に差がありすぎる場合は苦手な教科だけを併用してもいいかもしれません。
公文のプリントを自宅でして、採点だけ先生にしてもらう方法もあります。
ミタマロ
塾に通いながら英語だけは公文をしているという子もいます。
中学に入って塾に行きながら公文も最後まで終わらせようと併用している子もいるようです。
あくまでわたしの意見ですが、わたしならそこまでさせないです。
学校の授業、クラブ活動、塾だけでもヘトヘトの子どもにこれ以上させるのは身体の成長も精神面も心配だからです。
ゆっくりする時間も必要だし遊ぶ時間だって必要ですよね。
女性
さいごに:公文と塾どちらを選ぶかは始める時の年齢で!
3年生までに始めるなら公文。
4年生くらいから、勉強が分からなくなって始めるなら塾。
4年生以降でも学校の勉強が良く分かるなら公文。
もちろん向き不向き、合う合わないがありますので全員だとは言えません。
子どもの意思も尊重してあげた方が良いと思います。
そして、塾や公文の特徴を理解せずに「成績が上がらない」「向いてない」と決めつけてしまわず、年齢・段階・実力に合った方を選ぶのがよいかなあと思います。
実際、我が家の場合は息子は公文、娘は塾で成績がぐんと伸びました。
娘は公文は辛かっただけで塾は丁寧に教えてくれるからよく分かるそうです。
息子は公文で進んでいくのがうれしかったようです。
兄妹でも個性が違ったので、他人だと尚更違うと思います。
ミタマロ
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